コ ン ド ロ ラ ー
10/21(木)~11/2(火)までの期間限定で、ラウンドワン横浜西口店でクロノサークルのロケテスト実施中。
詳細は公式サイトのお知らせより。
※撮影禁止と記載あるものの、実際は人が映らない範囲であれば写真撮影はOKとのこと
久しぶりの新規音ゲー、且つ"""あの"""アンダミロが制作、更に日本向けを意識したゲーム・・・
非常に気になる要素満載で、(更にクローズβテスト応募に落選したため)すっかり興味津々になってしまった筆者はホイホイとロケテスト会場に足を運んでしまったのである。
とりあえず十数クレほど遊んだ所感を書きなぐった記事です。
2021/11/29追記
・関連記事
・プレー動画
を追加。
また、公式Twitterをフォローすると収録予定曲が先行公開されるそうなので、気になる方は是非。
2022/1/11追記
非常に有難い事に、正式稼働後にも本記事へのアクセスを多く頂いており、改めて本機種が注目されている事を実感しています。
本記事はあくまでもロケテストの所感をまとめた物になるので、本稼働後の所感については以下を参照。
また、有志の手によりWikiも作成されているため、こちらも併せてご確認下さい。
どんなゲームなのか
ザックリ書くと「日本の音ゲーだよ♪」って風に装ったアンダミロらしい韓国音ゲーである。
もうちょっと詳細に書くと以下の特徴を持つ。
・既存の韓国音ゲーに比べて、かなり日本ウケを狙ったUI/選曲
・ゲームシステムはmaimai+WACCA+TECHNIKA、を割らずにそのままミックス
・下位譜面はとても優しい作りだが、上位譜面になる程化けの皮が剥がれていく
(特にMASTER譜面はゲームの仕様を熟知してないと門前払いされる)
ゲームシステム
システム周りについては公式サイトの「フローの流れ」にかなり丁寧に解説されているので、そちらを見るのが一番分かりやすいだろう。
ログイン
AM.PASS、またはお手持ちのスマートフォンでTwitter/LINE連携でのQRコードログインが可能。
AM.PASSについてはANDAMIROのゲームでは共通となっており、海外版Pump it Up PRIME2やPump it Up XXのカードを持っている人はそれを使う事が出来る。こういうものとか。
QRコードログインの場合、各種SNSのログイン通知が毎回受信されるので、気になる方は注意。
プレースタイルの選択
ロケテスト時点では以下の2モードが選択可能。
<STANDARD>
・1クレジット3曲設定
・デフォルトで選べる難易度は「HARD」まで
※EXPERT以上の難易度は解禁が必要
<ADVANCED>
・2クレジット4曲設定
・1日1回、ゲーム内通貨が入手できるログインボーナスあり
・各楽曲(キャラクター)の解禁ゲージが20%上昇
・デフォルトで選べる難易度に「EXPERT」が追加
※MASTERは楽曲プレーによる解禁が必要
いずれのモードについても全ステージ完走保障であるため、
低難易度で操作に慣れたい⇒STANDARD
EXPERT以上の譜面をガツガツ遊びたい⇒ADVANCED
という風に使い分けをしていくとよいだろう。
※ロケテスト中、10/29以降はADVANCEDモードが選択不可になるため、EXPERT以上の難易度を遊びたい方はご注意下さい
チュートリアル
操作するパートが多いので必然的に長めになってしまうが、かなり分かりやすい。
公式YouTubeチャンネルにて動画が公開されているため、そちらを見てみるとよいだろう。
見て頂ければわかるのだが、とにかくノートの種類が多い。近代の音ゲーでは随一ではないだろうか。
ノートの詳細は後述するとして、ざっくりと書くならば
・リングに搭載されたボタンを叩くノート
・リングそのものを回す事で反応するノート
・タッチパネル部分を叩かせるノート
の3パターンがあり、それが更に細分化されている。
4分程あり長めではあるが、ゲームシステムを理解する為にも、実機での初プレーではチュートリアルで実際にノートを演奏してみる事を強くオススメする。
(特に、類似の他機種を遊び慣れている人ほど、基本から理解する事が大事)
楽曲選択 / オプション
楽曲選曲はタッチパネル/リング回転のどちらも対応。
選曲画面で楽曲を選択し、楽曲決定画面で演奏する難易度を選ぶ形式である。
オプションについては、ハイスピード/背景明るさ/判定調整/アシスト音再生など、基本的な設定変更が可能。
ハイスピードについてはサークルエリアのみ適用され、タッチエリアは等倍(x1)のままとなる点には注意したい。
また、BPM関係なく固定のスピードで適用されるが、かなり速いため、最初は遅めのハイスピードから調整した方がよいだろう。
(参考として、筆者はIIDX LMでSPの緑数字が270で、本機種のハイスピードは480ほど)
解禁要素
ロケテスト時点では、各楽曲のEXPERT/MASTER譜面が解禁式となっている。
1曲遊ぶ毎に、難易度に応じて解禁パーセンテージが上昇する仕組みとなっている。(例えば、HARD譜面を遊ぶと、HARD以下の難易度のパーセンテージがあがる)
EXPERTを解禁するためには、HARD以下を全て100%で埋める必要があり、MASTERを解禁する場合も同様に、EXPERTを含めて100%で埋める必要がある。
ADVANCEDモードだとEXPERTも選曲可能なためMASTERが解禁しやすいが、STANDARDだと少し解禁が大変になる。
また、トータルリザルトの最後に楽曲やノートスキンなどを購入出来る画面があり、正式稼働後はこちらも利用出来るようになるものと思われる。
各キャラクターの親愛度を高める事で新たな解禁要素が出現する部分も見えたため、初動からかなり多くの解禁要コンテンツが用意されている・・・かもしれない。
ゲームプレイ感
数クレプレーしてみて感じた事を記載する。なお、本稿では各楽曲の譜面の詳細は取り扱わないため、ご了承いただきたい。
サークルエリアについて
ノートは全5種類。多い!!
ざっくり所感
・ボタン結構硬め
・判定はちょっと癖あるけど甘目(理解すれば理論値ゲーにしやすい)
・リング下側のボタンを反応させるのにコツが要る(慣れてないと抜けやすい)
・リングそのものは軽くて回しやすい
・DRIVEノートの仕様がぱっと分かり辛い
(ノートそのものを押さずにリング回転で判定させるので、最初は叩きにいきがち)
・SPINノートの方向がパッと見間違えやすい
(赤⇒時計回り、青⇒反時計回り)
特に、上位難易度になってくるにつれて、DRIVEノートをなぞりながらTICKノートを叩かせるような複合配置も平気で出てくるため、低めの難易度でDRIVEノートの挙動を確認しておくのが重要。
タッチエリアについて
ノートは全4種類。TECHNIKA+beatstreamみたいな感じ。
ざっくり所感
・感度は良いが判定はかなり深め
・パッと見KNOCKノートとHOLDノートが見分け付き辛い
・プレー方式はかなりTECHNIKAライクだが、円周にノートが配置されているため、同時押しが認識し辛い
円形のエリアでTECHNIKAをやらせるのが中々に新鮮。
HOLD/KNOCKの視認性がやや厳しいが、下位譜面を含めても演奏感をしっかり意識した配置が多いのが好印象。
素手/手袋どちらも使えるが、筆者の場合は手袋だと感度が気になったので素手でプレーしている。
(基本タップ処理で完結するため、摩擦による指の怪我はあまり気にしなくてよい)
譜面の構成について
NORMAL以下の譜面ではサークル/タッチとも単独の配置で構成されている事が多く、初級者~中級者でも触れやすい単純な構成となっている。
一方で、上位譜面になってくるほど化けの皮が剥がれてくるのが特徴で、特にEXPERT以降だとサークル/タッチの複合配置が平気で出てくるようになる。こういうのとか。
また、タッチエリアのタイムラインは一定方向だけでなく、逆方向にも進むようになる。
以下のように、時計回りの方向(赤)のタッチを処理している途中に反時計回りの方向(青)のノートが出現する事もあり、初見だと視認がとても難しい配置が多い。
更に、最上位のMASTER譜面になってくると、EXPERT譜面なんか目じゃないような配置が降ってくる。
ロケテスト中、ある程度の回数を重ねた筆者ですら、比較的簡単なMASTER譜面では以下のように歯が立たなかったため、このゲームの仕様を熟知した上で臨む必要がある。
良い点/気になった点
良い点
収録楽曲のセンスがとてもいい
さすがに日本向けに作り込まれているだけあって、収録楽曲もかなり日本音ゲー寄りになっている。
ロケテストで確認出来ただけで、有名ボーカロイド楽曲/kors k/かめりあ feat.ななひら・・・など、「オッ!」と来る楽曲が多かった。
一方で、Pump it upでお馴染みとなるアーティストの楽曲も新規に収録されており、日韓の良質な楽曲の収録に期待が持てる。
(MAX氏の楽曲がどう聞いても砂糖陰謀論2なのは置いておくとして)
譜面が楽しい
Pump it upの譜面制作スタッフが採譜している事もあってか、絶妙な構成の譜面が多い。
既存機種の盛り合わせのようなゲームシステムにも関わらず、攻略/演奏感を両立するような楽しさが感じられ、筆者としては譜面そのものに対するストレスは特に感じなかった。
「新感覚音楽ゲーム」と銘打っているだけあり、他のゲームでは体感出来ないような楽しさが感じられるような譜面が勢揃い。
(筆者としては甘いワンダーランド(EXPERT/MASTER)を推します)
UIが今風の日本音ゲー
ゲームの操作感については、「どうせ韓国の音ゲーだから・・・」という先入観をあまり持たずにプレーしてみたが、国内音ゲーと比較してもあまり遜色がなかった。
WACCAをプレーしたことがあるユーザだと、感覚が近くて馴染みやすいかもしれない。
スマートフォンでユーザ認証可能(ICカード持ち歩かなくてもいい)
ICカード(AM.PASS)を持っていなくても、大体の日本人がアカウントを作っているTwitter/LINEによるログイン認証が行えるのは画期的である。
専用カードを持っていなくても(且つおサイフ対応してなくても)、スマホと100円あればそれで完結して遊べるようになる。
気になった点
視認性の悪さ
いろんな音ゲーをミックスしたような仕様な事もあり、特に高難易度譜面になってくると譜面の視認性が極端に悪くなる。
特にMASTER譜面では、タッチエリアでダブルバトルさせるような配置も頻発するため、基本的には座学でしっかり譜面研究してから臨んだ方が良いだろう。
簡単な難易度の譜面においても、サークルエリア⇒タッチエリア(またはその逆)の移動が意外と忙しいので、初めてだとかなり戸惑うかもしれない。良くも悪くも新感覚。
価格設定
ゲーム内解禁に絡んでくるとはいえ、100円3曲/200円4曲という設定は少しアンバランスに感じた。(本稼働すれば気にせず遊ぶかもしれないが)
誤植の多さ
Twitterなどでも話題になっているが、とにかくとんでもない誤植が多い。
ある程度ニュアンスは伝わるのだが、誤訳レベルではなく明らかな誤植も散見されており、日本語ローカライズには一定の不安が残る。。。
「反対の」ってなんやねん!wってなったやつ
感想
主観的な感想としては
「このゲームめっちゃおもろい!!!早く本稼働で遊びたい!!!!」
で、客観的に見た感想は
「なんかごちゃごちゃしててスゲームズそう・・・あと日本語が変・・・」
ちゃんと書くと
・新感覚という名に偽りなし ムズい音ゲー好きな人にはオススメ
・日本音ゲー/韓国音ゲー好きな人どちらにも刺さりそうな楽曲センスがよい
・ただめちゃくちゃ画面操作が忙しい!!!
といったところ。非常に人を選ぶゲームである事は間違いないと断言する。
誤植が多いながらも、日本向け対応が他の同社のゲームよりも堅実で、「日本向きの音ゲーをぶつけてやろう」という気概は十分に感じられた。
怪しい日本語は徐々に修正される事を願うとしても、ゲームそのもののクオリティはかなり高く、近年触れた新規AC音ゲーの中では一番楽しめそうだと感じた。
どのゲーセンに設置されるのかは何とも分からない所だが、正式稼働された際にはしっかりと楽しんで遊んでいきたい。
関連記事
kazu様の記事ではよりコアな視点での感想が記されているため、こちらも併せてご確認下さい。
(ボタンの硬さはMASTER遊ぶ上でかなりプレー感に関わるため、正式稼働時には柔らかくなっていてほしい・・・。)
プレー動画
横浜のロケテストでプレーした時の動画を(1つだけですが)載せておきます。簡単目なMASTER譜面の雰囲気が伝われば幸い。
オリジナルと名義が異なるのが気になるものの、バラエティ枠ではガツンと刺さった1曲。本稼働ではもっと上手く捌けるようになりたいですね。